2015年10月6日火曜日

ただいま、兵庫県!

9月30日、無事に帰国しました。
最初の数日は「おぉ~車が左側を走ってる!」「日曜日なのにお店があいてる~!」「エスカレーターがしゃべってる~!」と、何だか変な気分でしたが、もちろんすぐに慣れました。

社会のしくみ、文化、生活スタイル、価値観…。異なるものをたくさん見て、聞いて、感じて、本当に多くのことを学びました。自分の中に積極的に吸収していきたいものもあれば、納得はできないけれど、お互いに尊重していくべきだなと思う面もありました。今後どこでどんな仕事をし、どんな生活を送るのかまだわかりませんが、今回の経験を通して「これからこんな風に生きていきたい」という自分の中の「軸」を見つけられたような気がします。

セーヌ・エ・マルヌ県経済振興公社、兵庫県パリ事務所、仕事でお世話になった各教育機関や公的機関、企業の皆さん。メールや手紙、あるいは出張やプライベートで実際に日本からやってきて、心身ともに支えてくださった皆さん。兵庫県国際交流協会の皆さん。そして、このブログを読んでくれたすべての皆さん。本当にありがとうございました。「辛いこともネタにしてしまおう!」というアドバイスのもとに生まれたこのブログも、いよいよ最終回です。

兵庫県とセーヌ・エ・マルヌ県の交流はもちろんまだまだ続きます。平成27年度日仏交流コーディネーターのブログも楽しみに待ちたいと思います。
何とか時差ぼけを直して、さあ来週から兵庫県国際交流協会での勤務が再スタートです。

2015年9月26日土曜日

ヴォ・ル・ヴィコント城


17世紀、ルイ14世の財務長官ニコラ・フーケの指示により建てられたヴォ・ル・ヴィコント城。
建築家ルイ・ル・ヴォー、画家シャルル・ル・ブラン、造園家アンドレ・ル・ノートルの3人が意匠を凝らしたお城と庭園のあまりのすばらしさにルイ14世は嫉妬し、なんとフーケを逮捕して終身刑に科してしまったそうです。そして後に、このお城をモデルにしてあの有名なヴェルサイユ宮殿が建設されました。

すっかり寒くなり、雨が多い9月でしたが、最後の週末は晴れ!

立派な馬車もたくさん展示されています。

中央が未完成のままの天井画。

お城の中にはもちろんいろいろな部屋がありますが、
本がたくさんあるこの部屋が一番印象に残りました。

展望台からの景色。

何といっても庭園がすばらしい!

これでセーヌ・エ・マルヌ県からの更新は終わりですが、帰国して落ち着いたら最終回にしたいと思います。感慨にひたるのはあとにして、さあ荷作りです。

2015年9月23日水曜日

画家の村 バルビゾン

いよいよ帰国間近です。お昼にいつもパン屋さんのサンドイッチを買っていたとある同僚は、「もうすぐはるかも帰国することだし、今週は日本食にするよ。」と言って、スーパーのお寿司売り場でパック寿司を吟味しています。
強い連帯感(?)を示してくれるのはうれしい限りですが、いつか彼にも日本にはサーモンとアボカド以外にもっとおいしいお寿司があることを知ってもらえる日がくればいいなと思います。

さて、今回はフォンテーヌブローの森の入り口にある小さな村、「バルビゾン」を紹介します。19世紀中頃、テオドール・ルソーやジャン・フランソワ・ミレーなどが滞在し、風景や農民の生活を描いたことで有名なこの村は、ムーランやフォンテーヌブローの駅からタクシー以外の移動手段がないにもかかわらず、観光客の人気を集めています。

「バルビゾン派」という言葉になじみがなくても、ミレーの『晩鐘』や『落穂拾い』などは、教科書等で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

ミレーのアトリエや画家たちの創作拠点となった「ガンヌの宿」は、現在美術館となっています。かわいらしい建物が並ぶ通りをのんびり散歩するというのもまた、フランス観光の魅力の一つです。

2015年9月2日水曜日

アヴェロン県での夏のバカンス

兵庫県はセーヌ・エ・マルヌ県以外にもフランスのさまざまな県と交流を行っています。
(詳しくは兵庫県のホームページhttps://web.pref.hyogo.lg.jp/ie12/ie12_000000003.htmlをご覧ください。)

8月25日~28日の4日間、その中の一つ「アヴェロン県」へ行ってきました。
アヴェロン県の県庁所在地、ロデーズまではパリのオルリー空港から飛行機で1時間強。ダブリンに引き続き、今回は50人乗りくらいのさらに小さな飛行機でした。

今回お世話になったのは、前田ブライヤール家の皆さん。
(ブログ:「フランスの美しい村の片隅で」http://enaveyron.exblog.jp/

スイス人の旦那さん、日本人の奥さん、2歳と1歳の娘さんの4人家族で、アヴェロン県のドリュイユ(Drulhe)という村で近いうちにゲストハウスをオープンします。(今回はご好意で特別に母屋のゲストルームに泊めていただきました。)

フランス南西部に行くのははじめてだったので、気候も地形も、方言も食べ物も、何もかもがめずらしく魅力いっぱいでした。ここには到底書ききれないほど多くの経験をし、五感で吸収したような気がします。日本からやってきて一緒に旅行した友人はもちろん、前田ブライヤール家の皆さんとも久しぶりに日本語でたくさん話しました。一生忘れられない思い出となった今回の旅。ほんの一部ですが、写真でお伝えします。

道路は羊優先です。しばらくお待ちくださ~い。
川の浸食によってできた地形が印象的なボズール村。
ベルカステル村をのんびり散歩。お城があったり、
道端にアート作品が展示してあったり…。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の要所、コンク村。
歴史のある古い教会、厳しい自然環境、観光客の活気…。
乗馬初体験!
ナジャック村。奥に見える要塞のてっぺんにも上りました。

2015年9月1日火曜日

アイルランドの首都 ダブリン

帰国まで残すところあと1ヶ月となりました。
夏が終わる前に最後の「海外旅行」をしようと、アイルランドの首都、ダブリンへ行ってきました。(8月21日~23日)

ダブリンへはパリから飛行機で1時間半~2時間。100人乗りくらいの小さな飛行機でびっくりしましたが、とても快適でした。

車両は左側通行、路線バスは2階建て。それだけ聞くとロンドンと似ているのかなと思いますが、独自の文化と歴史をもち、人口52万人のダブリンにはまた全く違う魅力があります。
出会った瞬間は少し怖い顔をしているような気がする町の人々も、一言話せばとても親切です。英語の発音は聞き慣れないかもしれませんが、何度聞き返しても優しく答えてくれるので安心です。

気温は15℃前後、しとしと降る雨の中での観光でしたが、行ってよかったなと思います。また機会があれば訪れてみたい国の一つです。
トリニティ・カレッジ図書館。
多くの古い書物が大切に
保管されているのを見ると
歴史を感じます。
ダブリンのバスは黄色です。

ギネス・ストアハウス。
ギネスビールの製造方法を
学べる博物館。試飲もあります。
リフィー川にかかるおしゃれな橋
のんびりできる公園

2015年8月19日水曜日

シスレーの村 モレ・シュル・ロワン

とある週末、画家アルフレッド・シスレーが晩年を過ごした村「モレ・シュル・ロワン」へ行ってきました。パリから電車で1時間弱ですが、子どもたちが川遊びをしたり、カヤックの体験をしている人がいたり、川辺に腰掛けてそれを眺めている人がいたりする、穏やかでのんびりとした村です。

シスレーの描いた絵は、パリのオルセー美術館などで見ることができます。絵を見てから村へ行くと、自分が絵の中に入ったような不思議な気分でした。
「モレの橋」
実際の景色

2015年8月10日月曜日

フランスの夏「いつからバカンス?どこへ行くの?」があいさつ代わり

パリ市庁舎前
初めて過ごすフランスでの夏。
日本とはずいぶん様子が違って、驚くことばかりです。

その1 屋外でのイベントがとても多い。とにかく外で過ごす。
公園でのピアノコンサート、夜の野外映画祭、パリ市庁舎前の広場にはビーチボールコートとバスケットボールコートが設置され、セーヌ川沿いの「パリ・プラージュ」はすっかり夏の風物詩になりました。レストランでもとにかく外のテラス席に座りたがり、公園では老若男女が日光浴をしています。ひたすら太陽を求める様子はまるでひまわりです。
夏の間だけ登場するセーヌ川沿いの砂浜
「パリ・プラージュ」

その2 レストランも夏休み。
夏は都会を抜け出し、海辺などで過ごすことが多いフランス人。パリを歩いていると「休業中」の張り紙をしたレストランを多くみかけます。日本のように「お盆3日間休みます」ではなく、「夏休みのため3週間休みます」と書いてあるところが、さすがバカンス大国フランスです。

その3 パリでの工事は夏の間に。
という訳で、8月のパリはどちらかと言うといわゆる「オフ」の雰囲気。働いている人への影響が少ないこの時期に、下水道や線路などの工事があちらこちらで行われます。

その4 パリにいるのは外国人観光客ばかり。
パリやその近郊に住んでいる人が外に出てしまっているということはつまり、夏の間パリにいるのは外国人観光客ばかり。これまでフランス語で生活してきたのに、今になって「フランス語上手ですね!」「英語のメニューをお持ちしましょうか?」など、観光地やレストランで英語で話しかけられるのは不思議な気分ですが、ご好意なのでありがたく受け取ります。

その5 友達も皆、バカンスへ。
フランスの夏、何よりも辛いのは皆がいなくなるということです。
パリに住んでいる友人に「今週会おうよ!」と言っても、「実家に帰るからこれから2週間パリには戻らないんだ。」
マルセイユに住んでいる友人に「遊びに行ってもいい?」と聞いても、「今はバカンスでフランスの南西部に出かけてるから。」
もう誰がどこにいるのかさっぱりわかりません。フランス在住の日本人に「夏はどうされるんですか?」と聞くと、「お盆もあることだし日本に一時帰国するのが夏の恒例なんです。」

その6 同僚と1ヶ月以上会わないことも。
職場もいつにもまして閑散としています。電話も内線以外はほとんど鳴りません。Aさんは7月20日から8月9日までバカンス、Bさんは8月8日から31日までバカンスなので、「それじゃ、9月にね!」という挨拶をかわしていました。